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直前予約でも航空券が安くなる?「株主優待割引」の仕組みと利用方法

旅行や出張の日程が決まり、航空券を検索した際に、「思っていたより高い」と感じたことはありませんか?
以前調べたときは安かった便が、数週間後に確認すると高くなっていることもあります。特に、急な出張や帰省などで出発日が迫っている場合は、安い運賃を選べないことも少なくありません。
そのような直前予約で検討したい選択肢の1つが、「株主優待割引」です。航空会社の株主優待制度を利用することで、直前でも購入できる通常運賃より安くなる場合があります。
この記事では、航空券の価格が変わる仕組みや株主優待割引の特徴、利用方法、利用前に確認しておきたい注意点を解説します。

航空券はいつ予約すると安い?

航空券は、同じ航空会社の同じ便であっても、予約する時期や購入条件によって価格が異なる場合があります。
ここでは、航空券の価格がどのように決まるのか、なぜ直前予約では高くなりやすいのかを見ていきましょう。

同じ便でも航空券の価格が違うのはなぜ?

国内線では、同じ便の同じ普通席でも、購入期限や予約変更の可否などが異なる複数の運賃が設定されています。
例えば、早めに購入する代わりに価格が抑えられている運賃や、出発日当日まで購入でき、予約変更も可能な運賃などがあります。
一般的に、価格が安い運賃ほど、次のような条件が付いています。

・購入できる期間が限られている
・販売される座席数に限りがある
・購入後の予約変更ができない
・取消手数料が高く設定されている

また、航空券の価格は、搭乗日や便の需要、空席状況などによっても変わります。同じ路線であっても、利用者の多い時間帯や繁忙期の便は高くなることがあります。

航空券は早めに予約した方が安い?

航空券は、早めに予約するほど、価格の安い運賃を選びやすくなります。

JAL(日本航空)では、搭乗日の28日前まで予約できる「スペシャルセイバー」や、前日まで予約できる「セイバー」など、予約期限や変更条件が異なる運賃を用意しています。一方、搭乗日当日まで購入できる運賃もありますが、早期購入向けの運賃より高くなる場合があります。
ただし、早く予約すれば必ず最安になるわけではありません。タイムセールが行われたり、空席状況によって価格が変わったりする可能性もあります。
それでも、旅行や出張の日程が決まっている場合は、早めに航空券を検索することで、より多くの運賃から選べる可能性が高くなります。

直前予約で航空券が高くなりやすい理由

出発日が近づくと、早期購入向けの安い運賃の予約期限が過ぎていたり、安い運賃で販売される座席がすでに売り切れていたりすることがあります。
そのため、直前に検索した際には、価格の高い運賃しか残っていない場合があります。
例えば、旅行の予定を立てた時点では安かった便でも、予約せずに数週間後まで待っていると、同じ便の価格が上がっていることがあります。また、急な出張や帰省で数日後の航空券を探す場合は、最初から早期購入向けの運賃を利用できないこともあります。

航空券は、早めに予約するほど安い運賃を選びやすく、直前予約では選択肢が少なくなりやすいと考えておきましょう。

直前予約でも安く買う方法はある?

航空券は早めに予約する方が安く買いやすいとはいえ、すべての予定を前もって決められるわけではありません。
急な出張や帰省など、出発日が迫ってから航空券を予約しなければならないこともあります。
そのような場合は、通常の運賃だけでなく、株主優待割引も検討してみましょう。

急な出張や帰省では早期予約ができない

急に決まった出張や、家族の都合による帰省では、搭乗日の数日前や当日に航空券を探すこともあります。
しかし、出発日が近いほど、早期購入向けの安い運賃は利用しにくくなります。
とはいえ、飛行機に乗る必要があるからといって、「直前だから仕方がない」と最初に見つけた航空券をそのまま購入する必要はありません。
航空会社や便、出発時刻に加えて、利用できる運賃の種類も比較・検討することで、支払額を抑えられる可能性があります。

直前予約では株主優待割引も検討しよう

JALやANA(全日本空輸)などでは、株主向けに国内線の割引制度を設けています。
JALの株主割引は、普通席の場合、フレックス運賃タイプBから50%割引されます。ANAの株主優待割引は、ANAが指定する基準運賃から約50%割引される仕組みです。

これらは、搭乗日当日まで予約できる場合があります。そのため、早期購入向けの安い運賃が利用できなくなった直前予約では、通常の運賃より安くなる可能性があります。JALの運賃一覧でも、株主割引は当日まで予約でき、予約変更が可能な運賃として案内されています。
ただし、株主優待割引が常に最安になるとは限りません。通常の割引運賃が安く残っている場合や、他社便やLCCの方が安い場合もあるため、実際の支払総額を比較したうえで選ぶことが大切です。

株主優待割引は誰でも利用できる?

「株主優待」と聞くと、航空会社の株式を保有している人しか利用できないと思うかもしれません。
しかし、ANAの株主優待番号は、株主本人だけでなく、家族や友人も利用できます。
また、株主優待券を取り扱う金券ショップや、株主優待割引を利用した航空券を販売する航空券予約サイトを利用すれば、自分が株主でなくても株主優待割引を利用できます。
具体的な仕組みや利用方法について、次の章から詳しく見ていきましょう。

株主優待割引とは?

株主優待割引は、航空会社が株主向けに発行する株主優待券や株主優待番号を利用して、国内線航空券を割引価格で購入できる制度です。
割引率や利用条件、対象便などは航空会社によって異なります。

株主優待割引の仕組み

航空会社の株式を一定数以上保有している株主には、保有株式数などに応じて、株主優待券や株主優待番号が発行されます。
JALでは「株主割引券」、ANAでは「株主優待番号ご案内書」が発行されており、航空券を予約・購入する際に、券面のコードや優待番号を登録することで株主優待割引を利用できます。
基本的に、株主優待券または株主優待番号1つにつき、1人が片道1区間で利用します。乗り継ぎで複数区間を利用する場合は、区間数に応じた枚数が必要になることがあります。
対象は国内線であり、国際線の航空券には利用できません。

直前予約でも利用できるのがメリット

株主優待割引の大きなメリットは、搭乗日が迫っていても利用できる場合があることです。
早期購入向けの運賃には予約期限がありますが、株主割引は搭乗日当日まで予約できることがあります。そのため、急な出張や帰省などで直前に航空券が必要になった場合の比較候補になります。
また、JALの株主割引は、予約変更が可能な運賃として設定されています。ANAの株主優待割引についても、航空会社所定の条件に従って予約変更ができます。購入場所によって手続き方法が異なるため、航空券予約サイトなどから購入した場合は、購入先の案内を確認しましょう。

必ず最安になるとは限らない

「約50%割引」と聞くと、通常の航空券より必ず安くなるように思えますが、株主優待割引が常に最安になるわけではありません。
株主優待の割引は、航空会社が定める基準となる運賃から適用されます。早期購入向けの割引運賃やセール運賃が残っている場合は、そちらの方が安いことがあります。
また、株主でない人が株主優待券を入手する場合は、航空券代とは別に優待券の購入費用がかかります。航空券予約サイトから購入する場合も、株主優待券代や手配手数料などを含んだ価格になることがあります。
「航空券代が50%割引になる」という情報だけで判断せず、最終的に支払う総額を確認して、比較・検討する必要があります。

利用前に確認したい注意点

株主優待割引を利用する際は、次の点を確認しておきましょう。

株主優待券には有効期限がある

株主優待券や株主優待番号には、利用できる期間が定められています。

期限を過ぎると利用できないため、金券ショップなどで購入する際は、予定している搭乗日が有効期間内に含まれているか確認が必要です。

すべての便で必ず予約できるわけではない

株主優待割引を利用できる座席には限りがあります。

便の混雑状況や販売状況によっては、希望する便に空席があっても、株主優待割引では予約できない場合があります。

対象便や条件は航空会社によって異なる

利用できる路線やコードシェア便の扱い、予約変更、払い戻しなどの条件は航空会社によって異なります。

JALの場合は、発行会社によって対象便が異なる株主割引券もあります。利用する航空会社や便が決まったら、公式サイトや購入先で条件を確認しましょう。

搭乗者を別の人に変更することはできない

航空券を購入した後に、搭乗者の名義を別の人へ変更することはできません。

氏名や搭乗日などを間違えないよう、申込み内容を確認してから購入しましょう。

株主優待割引の利用方法

株主優待割引を利用する方法は、大きく分けて、株主優待券や株主優待番号を自分で用意する方法と、株主優待割引を取り扱う航空券予約サイトから申し込む方法の2つです。
それぞれの特徴を見ていきましょう。

株主として優待券を受け取る

航空会社の株式を一定数以上保有している場合は、株主優待として株主優待券や株主優待番号を受け取れます。
例えばANAでは、基準日時点で普通株式を100株以上保有している株主に対し、保有株式数に応じて「株主優待番号ご案内書」を発行しています。
株主として受け取った優待券を利用する場合、金券ショップなどで優待券を購入する費用はかかりません。
ただし、航空券を安く購入することだけを目的として株式を取得する場合は、株価変動による損失や株式の購入費用も考える必要があります。

金券ショップで優待券を入手する

航空会社の株主でなくても、金券ショップで株主優待券を購入できる場合があります。
実店舗のほか、オンラインで株主優待券を販売している金券ショップもあります。優待券を購入した後は、航空会社のWebサイトなどで株主優待割引を選択し、券面の番号を登録して航空券を購入します。
金券ショップを利用するメリットは、必要な枚数だけ優待券を入手できることです。
一方で、次の手続きを自分で行う必要があります。

・優待券を購入する
・航空会社のWebサイトで便を探す
・株主優待割引で航空券を予約する
・優待番号を登録する

また、購入前には有効期限や利用対象、未使用の券であることを確認しましょう。

航空券予約サイトから株主優待割引を利用した航空券を購入する

株主優待割引を利用した航空券を取り扱う航空券予約サイトから申し込む方法もあります。
この方法では、利用者が株主優待券を別途購入せず、航空券予約サイトが用意した優待券を使って航空券を手配することがあります。

例えば、さくらトラベルで販売している株主優待割引運賃は、同社が用意した株主優待券と航空券を組み合わせた商品です。そのため、利用者自身が株主でなくても申し込めます。販売価格には、航空券代のほか、株主優待券代や手配手数料が含まれます。
優待券を自分で探して購入する手間を省き、航空券の検索から申込みまでまとめて行える点がメリットです。
ただし、航空会社から直接購入する場合や、金券ショップで優待券を入手する場合と比べて、どの方法が安いかは時期や便によって異なります。申込み前に手数料を含めた支払総額を確認してください。

株主優待割引の利用方法ごとの違いを比較

株主優待割引を利用する主な方法を比較すると、次のようになります。

利用方法 メリット 注意点
株主として優待券を受け取る 優待券を別途購入する必要がない 株式の保有が必要
金券ショップで優待券を入手する 必要な枚数だけ購入しやすい 優待券の購入と航空券の予約を別々に行う必要がある
航空券予約サイトから申し込む 優待券の用意から航空券の申し込みまでまとめやすい 優待券代や手配手数料を含む総額の確認が必要

どの方法が適しているかは、出発までの日数や手続きにかけられる時間によって異なります。
時間に余裕があり、自分で航空会社のWebサイトから予約できる場合は、金券ショップで優待券を購入する方法も選択肢になります。
一方、出発日が迫っており、優待券の用意と航空券の予約を別々に行う余裕がない場合は、航空券予約サイトからまとめて申し込む方法が便利です。

株主優待割引のよくある質問

  • 国内線の航空券は直前予約でも安く買えますか?

    直前でも割引運賃が残っていたり、利用者の少ない便で価格が抑えられていたりする場合があります。
    ただし、早期購入向けの安い運賃は、予約期限を過ぎていたり、安い運賃で販売される座席が売り切れていたりする可能性もあります。
    通常の運賃だけでなく、株主優待割引を利用した運賃や、他社の航空券も含めて比較・検討しましょう。

  • 株主本人でなくても株主優待割引を利用できますか?

    株主本人でなくても利用できます。
    株主から受け取った優待券や、金券ショップで購入した優待券を利用する方法があります。また、航空券予約サイトが用意した優待券を使い、株主優待割引が適用された航空券を申し込む方法もあります。
    ただし、優待券を自分で入手する場合は、有効期限や利用条件を確認してください。

  • 株主優待割引は、最も安い運賃ですか?

    必ずしも最も安い運賃とは限りません。
    早期購入向けの割引運賃やセール運賃が残っている場合は、株主優待割引より安いことがあります。LCCや他の航空会社の方が安い場合もあります。
    特に株主でない人が利用する場合は、優待券代や航空券予約サイトの手配手数料なども含めて比較・検討することが大切です。

  • 株主優待割引はすべての国内線で利用できますか?

    航空会社や株主優待券の種類によって、利用できる路線や便が異なります。
    対象となるコードシェア便で利用できる場合もありますが、すべての国内線で必ず使えるわけではありません。また、株主優待割引用の座席が売り切れている場合は予約できません。
    利用する便が決まったら、航空会社の公式サイトまたは購入する航空券予約サイトで確認してください。

  • 株主割引券や株主優待番号を入手するときの注意点はありますか?

    有効期限、利用できる航空会社や便、未使用の券であることを確認しましょう。
    フリマアプリやインターネットオークションでは、株主優待券や優待番号の出品が禁止・制限されている場合があります。個人間取引では、すでに使用された番号や期限切れの券を購入してしまう可能性もあるため、注意が必要です。
    金券ショップや航空券予約サイトを利用する場合も、航空券代だけでなく、優待券代や手数料を含めた最終的な支払額を確認してください。

まとめ

国内線の航空券は、早めに予約するほど安い運賃を選びやすくなります。しかし、急な出張や帰省では、出発日が迫ってから航空券を手配しなければならないこともあります。
直前予約で通常の運賃が高くなっている場合は、株主優待割引を利用した運賃も比較・検討してみましょう。通常の直前運賃より安くなる可能性があります。
直前予約でもすぐに諦めず、優待券代や手数料を含めた支払総額を比較し、自分に合った航空券を選びましょう。

さくらトラベル編集部

記事を書いた人 さくら空旅ナビ 編集部

さくらトラベル空旅ナビ編集部のさくらです。航空券や飛行機旅行に関して皆様のお役に立つ情報を随時お届けします。

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