【国内旅行】LCCとJAL・ANA、賢い選び方は?料金・サービスを徹底比較!
久しぶりの国内旅行。「飛行機を使いたいけど、どの航空会社を選べばいいの?」「LCCってよく聞くけど、JALやANAと何が違うの?」そんな風に思ったことはありませんか?
ひとくちに国内線の航空券と言っても、LCC(ローコストキャリア)や、JAL・ANAといった大手航空会社など、選択肢はさまざま。それぞれに特徴があり、料金やサービスも異なります。
この記事では、国内旅行で自分にぴったりの航空会社を見つけられるよう、LCCとJAL・ANAの主な違いをわかりやすく比較し、それぞれのメリット・デメリット、そして選び方のポイントをご紹介します。
まず知っておこう!LCC(ローコストキャリア)ってどんな航空会社?
LCCとは、「Low Cost Carrier(ローコストキャリア)」の略で、効率的な運営によって従来の航空会社よりも低い運賃で航空輸送サービスを提供する航空会社のことです。必要なサービスを自分で選び、コストを抑えたい方に人気の選択肢となっています。
日本国内で運航している代表的なLCCには、以下のような航空会社があります(就航路線やサービスは各社異なります)。
- ピーチ・アビエーション(Peach Aviation)
- ジェットスター・ジャパン(Jetstar Japan)
- 春秋航空日本(Spring Japan)
大手航空会社JAL・ANA(フルサービスキャリア)の特徴は?
一方、JAL(日本航空)やANA(全日本空輸)は、従来型のサービスを提供する航空会社で、「フルサービスキャリア(FSC)」や「レガシーキャリア」とも呼ばれます。LCCと比較して運賃は高めになる傾向がありますが、その分、手厚いサービスや充実した国内線ネットワークが特徴です。
【徹底比較】LCC vs JAL・ANA!9つのポイントで違いをチェック
それでは、具体的にLCCとJAL・ANAではどのような違いがあるのか、9つのポイントで比較してみましょう。
1.航空券の料金
| LCC | JAL・ANA |
|---|---|
| 低価格な運賃設定。セールも多い。オプションは基本的に有料。 | LCCより高めの価格帯。早期割引などでお得になることも。サービス込みの価格。 |
LCCは運賃タイプが複数あり、最もシンプルなプランは非常に低価格なことが多いです。頻繁にセールが実施され、驚くような価格で航空券が見つかることもあります。ただし、座席指定や手荷物の預け入れといったオプションは基本的に有料で、追加すると総額が想定より高くなる点には注意が必要です。
一方、JAL・ANAの運賃は一般的にLCCより高めの設定ですが、手荷物許容量や一部の機内サービスが含まれています。早期予約割引を利用するとお得になることもあります。
2.マイレージプログラム
| LCC | JAL・ANA |
|---|---|
| 独自のポイントプログラムの場合が多い。大規模なマイレージプログラムは少ない。 | 充実したマイレージプログラム。特典航空券やアップグレードなどに利用可能。 |
JAL・ANAはそれぞれ充実したマイレージプログラム(JALマイレージバンク、ANAマイレージクラブ)があり、搭乗ごとにマイルが貯まります。貯まったマイルは特典航空券や座席のアップグレード、提携ポイントへの交換などに利用でき、旅行好きな方には大きなメリットです。これに対し、LCCも独自のポイントプログラムを導入している場合がありますが、JALやANAのような大規模なものではなく、提携航空会社間でマイルを貯めたり使ったりすることは難しい場合が多いです。
3.機内サービス(飲み物・エンターテインメントなど)
| LCC | JAL・ANA |
|---|---|
| 飲み物、食事、エンターテインメント等は基本的に有料。必要なものだけ選択。 | 無料ドリンクサービスあり(国内線)。Wi-Fi無料提供も拡大中。 |
LCCでは、飲み物、食事、毛布などの機内サービスは基本的に有料で、必要なものだけを選択するという考え方です。機内エンターテインメント設備やWi-Fiも有料、または提供がない場合があります。
一方、JAL・ANAの国内線では、ソフトドリンクなどの無料ドリンクサービスが一般的に提供されます。また、多くの便で無料Wi-Fiサービスを利用できるほか、機内誌なども楽しめます。
4.機内設備と座席の広さ
| LCC | JAL・ANA |
|---|---|
| 低価格な運賃設定。座席間隔は狭め。座席指定は有料が基本。上位クラスの設定は基本的にない。 | 座席間隔はLCCよりややゆとりあり。普通席の他、快適な上位クラス(クラスJ、プレミアムクラス、ファーストクラス等)も選択可能(路線・機材による)。 |
LCCの座席間隔(シートピッチ)は一般的に約71cm~74cmと、JAL・ANAの普通席と比較して狭めに設定されていることが多いです。座席指定は基本的に有料で、足元の広い席も追加料金が必要になります。
これに対し、JAL・ANAの国内線普通席のシートピッチは約79cm程度とややゆとりがあります。さらに、普通席より快適な上位クラス(JALの「クラスJ」や国内線「ファーストクラス」、ANAの「プレミアムクラス」など)も用意されており、より広い座席や専用サービスを受けられるメリットがあります。
※シートピッチやシート幅は航空会社や機材によって異なりますので、あくまで目安となります。
5.手荷物(機内持ち込み・預け入れ手荷物)
| LCC | JAL・ANA |
|---|---|
| 機内持ち込み手荷物の制限は厳しめ。預け入れ手荷物は基本的に有料。 | 機内持ち込み手荷物の許容量はLCCより多い傾向。預け入れ手荷物は一定量まで無料の場合が多い。 |
手荷物において、LCCは機内持ち込みのサイズ・重量・個数制限がJAL・ANAより厳しい傾向にあり、制限を超えると追加料金が発生します。預け入れ手荷物も基本的に有料です。
一方、JAL・ANAは機内持ち込みの許容量がLCCより多いのが一般的で、普通席でも一定の重量までの預け入れ手荷物が無料となることが多いです(運賃タイプや路線によります)。
6.チェックインと空港カウンター
| LCC | JAL・ANA |
|---|---|
| オンラインチェックイン推奨。空港カウンターは簡素な場合や場所が遠いことも。チェックイン締め切り時間が早い傾向。 | チェックイン方法は多様。空港カウンターも比較的便利で数が多め。 |
LCCはオンラインチェックインや自動チェックイン機の利用が推奨され、空港カウンターでの手続きが有料の場合や、カウンターの場所がターミナルの端で締め切り時間も早い傾向があります。
一方、JAL・ANAはオンライン、自動チェックイン機、カウンターと選択肢が豊富で、カウンターの数も多く便利な場所に設置されていることが多いです。
7.予約の変更・払い戻し
| LCC | JAL・ANA |
|---|---|
| 自社便への振替が基本。他社便への振替や補償は限定的。 | 自社便への振替のほか、状況により他社便への振替や、規定に基づく補償がある場合も。 |
LCCの最も安い運賃タイプでは、予約の変更や払い戻しが一切できないか、できても高額な手数料がかかる場合がほとんどです。柔軟性を求める場合は、追加料金で上位の運賃タイプを選ぶ必要があります。
対照的にJAL・ANAの運賃は、タイプによるもののLCCの最安運賃よりは比較的柔軟な場合が多く、手数料を支払うことで変更などが可能なことがあります。
8.遅延・欠航時の対応
| LCC | JAL・ANA |
|---|---|
| 条件が厳しい(変更・払い戻し不可、または高額な手数料) | 運賃タイプによるが、LCCよりは比較的柔軟な場合が多い。 |
天候不良や機材トラブルで遅延・欠航した場合、LCCでは、自社便への振替や払い戻し対応が基本となり、他社便への振替や食事・宿泊費などの補償は限定的です。
一方、JAL・ANAは自社便への振替はもちろん、状況によっては他社便への振替を手配してくれることもあり、航空会社側の理由による大幅な遅延などの際には、規定に基づき食事代や宿泊費などが補償されることがあります。
9.発着空港とターミナル
| LCC | JAL・ANA |
|---|---|
| 成田空港など都心からやや離れた空港やLCC専用ターミナルの利用が多い傾向。空港アクセス費用・時間も考慮が必要。 | 羽田空港など利便性の高い主要空港に多くの路線を持つ。 |
LCCはコスト削減のため、首都圏では成田国際空港のように都心からやや距離のある空港を拠点にしたり、簡素なLCC専用ターミナルを利用したりする傾向があります。そのため、航空券代金に加えて空港までの移動時間と交通費も考慮することが大切です。
一方、JAL・ANAは東京の羽田空港や大阪の伊丹空港といった、都心からアクセスの良い基幹空港に多くの路線網を持つため、移動の利便性が高いというメリットがあります。
※これは一般的な傾向であり、路線は多様化しているため、利用する際はご自身の出発地・目的地と空港のアクセスを事前に確認しましょう。
なぜLCCは安いの?その理由を解説
LCCが低価格を実現できるのには、以下のような理由があります。
- 機材の効率的な運用
- 一つの機材を1日になるべく多く運航させることで稼働率を上げています。
- 使用する空港の工夫
- 主要空港でもLCC専用ターミナルを利用したり、地方空港を積極的に活用したりすることで空港使用料を抑える場合があります。
- サービスの有料化・簡素化
- 機内食や飲み物、手荷物預け入れなどを有料化し、必要な人だけが購入する仕組みにしています。
- インターネット中心の販売
- 航空券の予約・販売を自社Webサイト中心で行い、店舗コストや人件費を削減しています。
これらの企業努力によって、LCCは魅力的な低価格を実現しているのです。
LCCの安全性は大丈夫?
「価格が安いから安全性は大丈夫なの?」と心配される方もいらっしゃるかもしれませんが、ご安心ください。LCCもJAL・ANAといった大手航空会社と同様に、国が定める厳格な安全基準をクリアして運航許可を得ています。安全に関わるコストを削っているわけではありません。定期的な機体メンテナンスや乗務員の訓練なども、法律に基づいてしっかりと行われています。
こんなあなたにはLCCがおすすめかも!
- とにかく航空券の費用を抑えたい!
- 荷物は少なく、機内持ち込みで十分。
- 短いフライトなので、機内サービスは特に必要ない。
- 座席の広さにはあまりこだわらない。
- 発着空港への距離や時間はあまり気にしない。
- 予約の変更やキャンセルは基本しない。
- セールの情報をこまめにチェックするのが好き。
こんなあなたにはJAL・ANAがおすすめかも!
- マイルを貯めて、次の旅行や特典に活用したい。
- ある程度の無料手荷物許容量は欲しい。
- ドリンクサービスなど、基本的な機内サービスは受けたい。
- 少しでも快適な座席を選びたい。また、座席アップグレードの希望もある。
- 都心からのアクセスが良い主要空港を利用したい。
- 万が一の遅延・欠航時のサポートに安心感を求めたい。
- 出張など、予定変更の可能性がある。
これらのポイントを参考に、ご自身の旅行の目的(例えば、週末の弾丸旅行なのか、家族でのんびり過ごす旅行なのか)、荷物の量、予算、そして「何を重視するか」を考えてみましょう。
航空券の特徴を理解して、賢く選ぼう!
LCCとJAL・ANAには、それぞれに異なる魅力と特徴があります。「どちらが良い・悪い」ということではなく、ご自身の旅のスタイルや目的に合わせて賢く使い分けることが大切です。
それぞれの違いをしっかり理解して、あなたにとってベストな航空会社を選び、快適で思い出深い国内旅行を楽しんでくださいね!