モバイルバッテリー(携帯型充電器)は飛行機に持ち込める?よくある質問や注意点を分かりやすく解説します!
旅行中のスマートフォンの充電、どうしていますか?今や旅の必需品ともいえるモバイルバッテリー(携帯型充電器)。でも、「これって飛行機に持ち込めるんだっけ?」「預けちゃダメって聞いたけど、なんで?」と、ルールが少し分かりにくいと感じている方も多いのではないでしょうか。
久しぶりの旅行だと、うっかりルールを忘れてしまうこともありますよね。
この記事では、そんなモバイルバッテリーの飛行機への持ち込みに関するルールをていねいに分かりやすくお伝えします。これで疑問もスッキリ解消!安心して旅行の準備を進めてくださいね。
Q. モバイルバッテリー(携帯型充電器)は機内に持ち込みできる?
A. はい、持ち込めます!ただし「機内持ち込み手荷物」としてのみ可能です。スーツケースなどに入れて預け入れることはできません。
モバイルバッテリーは、私たちの旅を快適にしてくれる便利なアイテムですが、飛行機に乗せる際にはルールがあります。最も重要なのは、モバイルバッテリーは必ず「機内持ち込み手荷物」として、ご自身で客室内に持ち込む必要があるということです。
スーツケースなどに入れてカウンターで預ける「預け入れ荷物(受託手荷物)」の中にモバイルバッテリーを入れることは、国内外の航空会社で原則禁止されています。うっかり預け入れ荷物に入れてしまうと、後で面倒なことになる可能性があるので、パッキングの際には十分注意しましょう。
【重要】モバイルバッテリーの取り扱いについて(2025年7月8日搭乗分より)
国土交通省航空局からの要請に基づき、航空機内でのモバイルバッテリーの発煙・発火等への対応を強化され、以下注意喚起されています。
・モバイルバッテリーを座席上の収納棚へ収納しないでください。
万一の不具合発生時に速やかな対応ができるよう、モバイルバッテリーは必ずお手元または座席前ポケットなど、常に確認できる場所に保管してください。
・機内でのモバイルバッテリーから携帯用電子機器への充電又は、機内電源からモバイルバッテリーへの充電については、常に確認できる場所で行ってください。
携帯電話などの電子機器への充電、または機内電源からモバイルバッテリーへの充電いずれの場合も、異常を感じた際は速やかに客室乗務員へお知らせください。
Q. 機内に持ち込めるモバイルバッテリーの条件は?
A. 持ち込めるモバイルバッテリーには、「容量(Wh:ワットアワー)」と「個数」に制限があります。
機内に持ち込めるモバイルバッテリーには、その容量(Wh:ワットアワーという単位で表されます)と個数に国際的なルールに基づいた制限が設けられています。主な条件は以下の通りです。
- 容量が100Wh以下のモバイルバッテリー
- 個数制限なく機内持ち込み可能です。(※ただし、航空会社によっては「合計〇個まで」といった独自の個数制限を設けている場合もあるため、大量に持ち込む際は念のため確認を)市販されているほとんどの一般的なモバイルバッテリーはこの範囲内です。
- 容量が100Whを超え、160Wh以下のモバイルバッテリー
- 1人あたり2個まで機内持ち込み可能です。比較的容量の大きなタイプがこれに該当します。
- 容量が160Whを超えるモバイルバッテリー
- 機内持ち込みも預け入れもできません。
Q. モバイルバッテリーが預けられない理由は?
A. 内蔵されているリチウムイオン電池に「発火・発煙のリスク」があるためです。
なぜモバイルバッテリーは機内持ち込み限定で、預け入れが禁止されているのでしょうか?その理由は、多くのモバイルバッテリーに使用されている「リチウムイオン電池」の特性にあります。
リチウムイオン電池は、軽量で高容量というメリットがある一方、強い衝撃や圧力、高温などにさらされると、内部でショートなどを起こし、発火・発煙する危険性を秘めています。
もし、乗客の目の届かない貨物室でモバイルバッテリーが発火した場合、発見が遅れたり、消火活動が困難になったりする恐れがあります。そのため、万が一の際にもすぐに対応できるよう、必ず乗客の監視下にある機内への持ち込みのみが許可されているのです。これは、空の安全を守るための非常に重要なルールです。
Q. Wh(ワットアワー)とは?また確認方法は?
A. Wh(ワットアワー)とは、バッテリーに蓄えられている電気エネルギーの量を示す単位です。多くの場合、バッテリー本体やパッケージに記載されています。
持ち込み条件に出てくる「Wh(ワットアワー)」という単位、聞き慣れない方もいるかもしれませんね。これは、バッテリーがどれだけの仕事量(電力×時間)をこなせるか、つまり蓄えているエネルギー量を示す単位です。
このWh数を確認する方法はいくつかあります。
- 1.モバイルバッテリー本体の表示を確認する
- 多くの場合、製品の裏面や側面などに「〇〇Wh」という形で直接記載されています。まずは本体をチェックしてみましょう。
- 2.取扱説明書や製品パッケージを確認する
- 本体に記載がない場合でも、説明書や購入時の箱に記載されていることがあります。
- 3.メーカーのウェブサイトで確認する
- 製品名や型番で検索し、メーカー公式サイトの製品情報ページで確認できます。
もし、Wh表示がなく、代わりに「mAh(ミリアンペアアワー)」と「V(ボルト)」の表示しかない場合は、以下の計算式でWhを算出できます。
Wh(ワットアワー) = V(定格電圧) × mAh(定格容量) ÷ 1000
例えば、「5V、10000mAh」と表示されているモバイルバッテリーなら、「5V × 10000mAh ÷ 1000 = 50Wh」となります。この場合、100Wh以下なので制限なく持ち込める、と判断できます。
Q. モバイルバッテリーを預けてしまった場合どうなる?
A. 保安検査で発見され、空港スタッフから呼び出しを受けるか、最悪の場合、同意なしに没収・廃棄される可能性があります。
もし、うっかりモバイルバッテリーをスーツケースなどに入れて預けてしまった場合、どうなるのでしょうか?
空港では、預け入れ荷物もX線検査などで中身をチェックしています。その際にモバイルバッテリーが発見されると、館内放送などで持ち主が呼び出され、荷物を開けて取り出すように指示されることが一般的です。
場合によっては、持ち主の立ち会いなしに荷物が開封され、該当のモバイルバッテリーが没収・廃棄処分されてしまうケースもあります。いずれにしても、スムーズな出発の妨げになり、大幅な時間のロスにつながる可能性が高いです。絶対に預け入れ荷物には入れないようにしましょう。
Q. 預けてしまった場合の対処法は?
A. 気づいた時点で、すぐに航空会社のカウンターや近くの係員に正直に申し出ましょう。
万が一、「あっ!モバイルバッテリー、スーツケースに入れちゃったかも!」と気づいたら、その時点ですぐに行動することが大切です。
航空会社のチェックインカウンターや、近くにいる空港係員の方に、「モバイルバッテリーを誤って預け入れ荷物に入れてしまったかもしれない」と正直に申し出てください。
飛行機の出発前であれば、係員の指示に従い、荷物の中からモバイルバッテリーを取り出す手続きをしてもらえる可能性があります。そのままにしておくと、後で呼び出されたり、保安上の問題として扱われたりするリスクが高まります。気づいたらすぐに、正直に申告する勇気を持ちましょう。
モバイルバッテリー(携帯型充電器)の機内持ち込みまとめ
モバイルバッテリーの飛行機への持ち込みルール、ご理解いただけましたか?
これらのルールをしっかり守れば、モバイルバッテリーは旅の頼もしい味方になってくれます。事前に確認・準備して、安心して空の旅を楽しんでくださいね!